セラミック100%の塗料はない

外壁塗装では費用を節減するためにも耐久年数が長いものを選択することが多くあるのですが、そうしたときにセラミックの塗料であれば物質のイメージから耐久年数が長いように見られることがあります。この物質は無機物を焼き固めた焼結体の事を指しており、非常に硬く丈夫な特徴を持つことから以前より包丁や入れ歯などをはじめ工業製品でも幅広く使用されています。

外壁塗装でもまた塗料に配合する素材として使われており、硬いという物質のイメージから壁に塗布すると長く持つようなイメージもあり、とくに飛び込みで家庭を訪問するような業者の場合は強靭さをアピールしてセラミック100%の塗料を勧めてくるケースがあります。

一般的に塗装について知識がある方は少ないもので、セラミック100%の塗料と聞くと耐久性が高いものと思うこともあるのですが、この塗料は塗装後の見た目が石材調仕上げになるだけで耐久年数が長くなることはありません。

塗料の耐久年数についてはシリコン系であれば12~15年、フッ素系であれば15~20年ほどになるのですが、セラミック塗料の場合もまたこの年数に準じたものであり、飛びぬけて長くなることはありません。

そもそも外壁塗装で耐久年数に関わりがあるのは、塗装後の最後の仕上げで用いるクリアー塗料で何を使うかで、シリコン系やフッ素系などどのクリアー塗料を用いたかにより耐久性が決まることになります。

また飛び込みの業者の中には耐久性でアピールしてこの塗料を勧めても、単に石調の粉末が入った塗料を用いる場合も多くあり、仕上がりの見た目が似た別の種類の塗料が用いられることもありますので注意が必要になります。